<野球U18>永田代表監督「アジア野球、緻密に変わった」

◇アジア選手権で3位に終わった日本「戦い方の修正が必要」  9月3~10日に宮崎市で開催された野球の第12回U18(18歳以下)アジア選手権。
甲子園で活躍した選手たちを中心としたチームは大きな期待を集めたが、打線が力を発揮できなかった。永田さんは「結果は真摯(しんし)に受け止めなければならない」と厳しい表情で振り返る。狙い球を決めるなど、対策は講じていたが「外角をボール1、2個分広く取るなど、選手たちは日本と少し違うストライクゾーンにうまく対応できず、甲子園の時と比べて調子を落とした」。
さらに、左投手の一塁へのけん制球で、日本よりもボークの基準が甘く戸惑ってしまい「走者は全くスタートを切れなかった」と悔やむ。大会で使われた木製バットへの対応については「具体的な発言は控えたい」としつつ「言い訳はできない。期間内で(対応できるよう)仕上げるのが僕らの仕事であり、使命だ」と語り、今後の課題とした。
自身が高校世代の日本代表チームに携わるのは、コーチを務めた2004年と05年に続き3回目。この間に「アジアの野球が細かくなった」とみる。多くのチームがバントやエンドランを活用するようになったとし「日本も戦い方を修正しないといけない」と強調した。
今回の日本代表には報徳学園の小園海斗選手(3年)が選ばれ、全5試合に遊撃手で出場した。永田さんが同校監督を退任した昨年3月まで約1年間指導し、師弟関係にあたる。「入学時から走攻守の三拍子がそろい、ガッツもあった。」
プレーが小さくならないよう厳しく、大きく育ててきたと言う永田さん。10月のドラフト会議での指名に注目が集まっているが「もしプロに進むなら、さらにどんな力を伸ばすか、球団としっかり話し合ってほしい」と語った。
永田さんは「公立校のレベルが上がっている」と言う。中でも今夏の西兵庫大会で準優勝した姫路工の水谷倖志投手(同)を挙げ「高校野球では特に投手力が勝敗の鍵を握る。レベルの高いピッチャーが育っている」と評価。
私学と共に切磋琢磨(せっさたくま)することで兵庫全体の力が上がるよう、期待を寄せた。◇永田裕治さん 1994~2017年の23年間、報徳学園監督。春夏計18回、甲子園に出場し、02年センバツで優勝した。
選手としては同校3年だった81年夏、右翼手で甲子園優勝。当時のエースは元プロ選手の金村義明さんだった。今年2月にU18代表監督に就任。
報徳学園の保健体育科教諭で、クラス担任も務めている。

 
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