工藤ソフトバンクは事実上“終戦”

事実上の終戦だ。
1つでも落とせば終わりの戦いを覚悟していた。「ウチはもう3連勝するしかない」。工藤監督はそう言って所沢に乗り込んできた。
2週間前、3・5差で迎えた天王山に3連敗。一度は切れかけた気持ちを懸命につなぎ留め、そこから7連勝して再挑戦の舞台を整え、迎えた今回の西武との3連戦だった。だが、無情にも再び獅子の返り討ちにあった。
受け止めて、また明日、みんなで勝ちにいくしかないと言葉を絞り出すのがやっとだった。現役時代、リーグ優勝14回、日本一11回を誇る指揮官。
数々の修羅場をくぐり抜け、勝負の肝を心得ているだけに、この日の敗戦が重くのしかかった。力負けに、選手からもついに“白旗”が揚がった。可能性が低いことは分かっていても「西武に3連勝すれば、まだ分からない」と逆転Vの望みを捨てなかった鷹ナイン。
だが、この日の敗戦を受けて「目の前の胴上げだけはなんとしても阻止したい」(主力選手)と、残り2戦の心構えを“下方修正”した。常勝軍団にとっては、つらすぎる結末。逆転優勝が絶望的となったソフトバンクは、ポストシーズンでのリベンジを描きながら残り11試合に臨む。

 
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