【金本監督電撃退任・下】揚塩社長と会談後「辞めることになってしまった」

阪神・金本知憲監督が電撃辞任した。
 ◇  ◇ 甲子園最終戦となった10日の辞任表明とされる取材の中で、指揮官がそのスピーチに関して触れたのは2点だ。
-昨日はファンにあいさつをされたが。「辞める辞めないの深い意味はなかったけど。本当に昨日は謝罪メインのあいさつでしたけど。」
僕の中では -最終戦の前に辞任の意思を固めていたのなら-。
金本監督の人柄を思えば、「謝罪だけでなく「サヨナラ」の思いもスピーチに込めたはずだ。まして、タテジマを着て甲子園のファンの前に思いを発することができる、最後の舞台だったから。急転したのはその後だ。
複数の関係者がクラブハウスで、揚塩社長が金本監督の元に向かったところを目撃している。それから数時間後の深夜、金本監督はコーチ陣に「辞めることになってしまった」結末を告げる連絡を入れて回ったという。金本監督が突然発した「辞任」ではなく、一部の人だけが知りうるシナリオが進行していたのなら。
それはスピーチを聞き、金本監督に「不必要」に頭を下げさせる最悪のものでもあった。もちろん今季の低迷がなければ、この日を迎えることはなかった。ただ、現役時代の功績や、火中の栗を拾う形で再建に尽力を尽くした指揮官に対し、「辞任と表される事実上の「解任劇」の流れはあまりに寂しい。
11日、揚塩社長は「なぜ勝てなかったのか、そこをしっかりと分析して課題を持って、来季にあたるようにフロント、現場一体となって取り組んでまいります」と声を上げたが…。金本監督と戦う気持ちだった人たちには、どう聞こえるのだろう。とてもこの言葉で、フロントが一体となるとは思えない。
=おわり=。

 
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