<日本シリーズ>鯉に恋して60年 応援団長 最後の花道

27日からマツダスタジアムで始まる日本シリーズで、今季限りで引退する広島東洋カープの新井貴浩選手(41)とともに最後の花道を飾る往年の赤ヘルファンがいる。
今季も連日、本拠地に足を運び「全ての優勝を見てきたが、マツダスタジアムでの胴上げは初めて。熱いものが胸にこみ上げた」と地元優勝となったリーグ3連覇の瞬間を見届けた。広島県安芸高田市出身で、物心ついた頃から生粋の「鯉(こい)党」。
ラジオの前で大声を張り上げてカープを応援した小学生は、社会人になって私設応援団に入団。青果販売など自営業の傍ら、今でも年間80試合前後も球場に通う「行動力」が身上だ。2002年に第2代会長に就任すると、04年に起きた球界再編問題では「広島の命でもあるカープが無くなったらどうするんじゃ」と1リーグ制反対のデモ行進を繰り広げ、新球場の早期建設を訴える署名活動を展開するなどリーダーシップを発揮した。
応援団の仲間が被災した今夏の西日本豪雨でも、被災現場にボランティアに駆けつけ、被災者を励ました。長年、地域の見守り活動も続けてきた新藤さんにとって「原爆被害からみんなで復興を遂げた広島人にとって、協力しあうのは当然」と語る。60年を超える新藤さんの応援に、新井選手は「ありがたい限り。
自分の花道というよりも、最後は新藤さんを含めてファンの皆さんに喜んでもらえるよう頑張りたいと感謝する。新藤さんは「クライマックスシリーズを新井選手の活躍で突破し、最高にしびれた。最後は日本一になって、長嶋(茂雄)さんじゃないけれど「広島東洋カープは永久に不滅です」と言いたいかなと照れ笑いした。

 
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