【ソフトバンク】全野手使ってドロー…初戦引き分けは西武・工藤がMVPの86年以来

◆SMBC日本シリーズ2018第1戦 広島2―2ソフトバンク=延長12回規定により引き分け=(27日・マツダスタジアム)  SMBC日本シリーズ2018は27日、マツダスタジアムで第1戦が行われ、34年ぶりの日本一を目指す広島(セ・リーグ優勝)とシリーズ2連覇を狙うソフトバンク(パ・リーグ2位)が延長12回、2―2で引き分けた。
シリーズ初戦の引き分けは1986年の広島―西武以来。その年は広島が3連勝の後に4連敗を喫し、現ソフトバンク監督の西武・工藤がMVPとなったが、今年は? 4時間38分の死闘を終え、工藤監督が笑顔で選手を出迎えた。野手のベンチ入りメンバーを使い切り、執念の継投でサヨナラも許さなかった。
「この引き分けは本当に大きい。明日につながる」とうなずいた。勝負をかけて同点にした。
チーム初安打が出た5回、2死二、三塁で千賀の打順。初回の2失点以降は無安打に封じていたエースに、代打を送った。「僕の中で勝負だと思った」。
打席には切り札デスパイネ。指名打者制でないため、守備に不安がある助っ人砲はベンチスタートだったが、二塁への適時内野安打と一塁・松山の適時失策で同点にした。5回からの継投も想定内だった。
シーズン終盤から長いイニングを投げられる武田、石川を「第2先発」としてスタンバイ。それぞれCSで2勝と安定した結果を残していた2人が、この試合も2回ずつを無失点。「武田君、石川君がいたし、長い回、もしくは延長になったとしてもしっかり投手は用意できた」。
今年から延長戦の上限が15回から12回に短縮された点も活用し、結局2回から無失点だった。日本シリーズ初戦の引き分けスタートは、西武が日本一になった1986年以来。第2戦から3連敗を喫した西武に流れを呼び込んだのは第5戦の工藤監督のバットだった。
1―1の延長10回に津田から右翼線へサヨナラ安打。当時はDH制が隔年で、86年は投手が打席に立つ年だった。「(1勝3敗と分が悪いのに)「また広島に行くのかよっていう雰囲気でねと当時を苦笑いで振り返ったこともある工藤監督。」
だがそこから勢いに乗って4連勝。1勝1敗2セーブで胴上げ投手になり、MVPも獲得した。初戦引き分けは“吉兆”だ。
「よく追い付いたし、ピッチャーも抑えてくれた」とナインの奮闘をたたえた指揮官。2年連続日本一へ手応えを深めたドロー発進だった。

 
ref
 

コメントは受け付けていません。