【広島】鈴木誠也、OB山本浩二氏超え4番3打点「2年前の経験が生きている」

一昨年のシリーズ第1戦に次ぐ1失点勝利を挙げた。一方のソフトバンクは先発野手4人を入れ替える采配も実らず、打線が4安打と沈黙した。大きく右手を突き上げ、鈴木は歓喜の雄たけびを上げた。
3点リードの5回1死二、三塁。変化球を中前へはじき返し、勝敗を決定づける走者2人を迎え入れた。150キロ超の速球を連発するバンデンハークからの2点適時打。
「球が速い投手なので大振りしても前に飛ばない。コンパクトにうまく対応することができた。マツダスタジアムで1勝したかったので良かった」と納得の表情を浮かべた。
先制点を生んだのも主砲のバットだった。初回2死三塁、高くバウンドした遊ゴロに全力疾走。内野安打でしぶとく1点をもぎ取った。
「4番の仕事? 打つ以外にもできることはたくさんある。最高の結果を求めはするけど、点に絡めれば良い。とにかく出塁することを考えたい」。
試合前に話していた通りの全力プレーで流れを引き寄せた。8回にも左前安打を放ち、3安打3打点以上は、長嶋茂雄、松井秀喜らに並ぶ史上7人目。
球団では山本浩二を超え、初の快挙になった。チームを先勝に導く打棒に、緒方監督も「最後の2点が大きかったね。(鈴木は)第1戦からバットがスムーズに出ている。」
CSの時よりも状態が上がってきていると思うと褒めたたえた。日本ハムと戦った2年前の日本シリーズでは、18打数4安打2打点。打率2割2分2厘と低迷した。
「初めての雰囲気に戸惑い、結果が出ないことに焦ってしまった」と当時を振り返るが、今はそのプレッシャーを楽しみ、力に変えている。今シリーズは2試合で9打数5安打と快調にスタート。「2年前の経験が生きている。
全打席で良い内容が続いているから、これを継続できればと手応えを口にした。移動日を挟み、30日からはヤフオクドームに乗り込んで3連戦を迎える。レギュラーシーズン最終盤から本拠地での戦いが続いたチームにとっては約1か月ぶりのビジターで、鈴木は「ホークスファンの声援はすごいと思う。」
雰囲気にのまれないように、自分たちの野球ができればと気を引き締めた。勢いに乗る4番が、敵地でも赤ヘル打線をけん引する。

 
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