【日本シリーズ】広島にツキを呼んだ工藤監督の無策

32年ぶりの初戦引き分けで開幕した日本シリーズは28日、マツダスタジアムで第2戦を行い、広島が5―1でソフトバンクを下して1勝1分けとした。
短期決戦で気が抜けない状況に変わりはないが、広島は気分良く敵地に乗り込む。広島ベンチは先勝した喜びよりも安堵の方が大きかったかもしれない。前日27日の初戦は延長12回の末に2―2で引き分け。
死闘と言えば聞こえはいいが、初回に2点を先制しながら中盤に失策絡みで追いつかれる重苦しい展開だった。それが一夜明けた第2戦は5―1の快勝。緒方監督は試合後の勝利監督インタビューで「昨日は厳しいゲームを勝ちきれなかった。」
ホームでどうしても勝ちたかったと力を込めた。先発のジョンソンは7回4安打1失点で、8回以降はダブルストッパーのフランスア、中崎が無失点リレー。打線は2桁安打で5得点と投打の歯車がかみ合った格好だが、広島サイドの本音は「相手がどう考えていたのか分からないけどラッキーだった」。
そんな声がここかしこで上がったのは、ジョンソンに対する揺さぶりがまるでなかったからだ。来日4年で46勝の助っ人左腕は最大の欠点が短気な性格。バントなどで揺さぶられるとナーバスになり、味方が失策してもイライラする。
一塁へのベースカバーが遅れることもしばしばあり、この日もチーム内では「ウチが負けるとしたらジョンソンがイライラさせられて自滅するパターン」と予想されていたほどだ。しかしソフトバンクはバントなどで揺さぶることもなく、まさかの真っ向勝負。4回には失策が絡んでの無死一、三塁のチャンスを得ながらグラシアル、柳田、デスパイネが凡退して好機を逸した。
鷹打線を封じたジョンソンは「とてもいい気分だ。チームに勝ちがついたのでうれしい。石原がいいリードをしてくれたので、ミットをめがけて投げるだけだった」。

 
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