<社会人野球日本選手権>「抜ける」確信したパナ9番・横田

〇パナソニック2-1NTT東日本●(2日・京セラドーム大阪、1回戦)  打った瞬間、抜けると確信した。
決勝二塁打に両手を上げて喜びを表した。この回、タイブレークの無死一、二塁で、8番・松根が犠打を失敗し併殺。チャンスはついえたかに思えた。
だが、福岡大出身で前日が28歳の誕生日だった横田は「1、2番につなげればいい」とリラックスを忘れない。あとは高めに浮いた速球を思い切りたたくだけだった。チームは今季、大きく揺れた。
主戦投手だった吉川が日本野球連盟の規定に反して、社会人登録を抹消しないまま米大リーグ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、登録資格剥奪処分を受け、チームを離れた。さらに、監督も4、7月と2回も交代。今夏の都市対抗も1回戦で敗れた。
日本選手権の最長連続出場と最多出場回数を誇る「西の名門」のプライドは傷ついていた。困難続きの今季だが、選手は花開く時期を辛抱強く待った。それが地元・大阪でようやく実を結び、昨年の都市対抗覇者を撃破。
田中監督が「ミスがあったのに勝てたのが不思議」と驚けば、横田も「何とか初戦を勝ててよかった」と安堵(あんど)の表情。創業100年の年にやっと光が差した。

 
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