日本一ソフトB「甲斐キャノン」の衝撃 捕手MVP“打撃ありき”の前例も打破

ソフトバンク・甲斐が日本シリーズ新記録の6連続盗塁阻止で日本一に大きく貢献し、育成出身選手初のシリーズMVPに輝いた。
広田は8度企図されて6度企図されて6度の阻止で、まさに不滅の金字塔が打ち立てられたと言っても過言ではない。捕手の日本シリーズMVPは62年種茂雅之(東映)、67年森昌彦(巨人)に続いて史上5人、6度目。
もっとも過去4人5度は、打撃面での活躍があっての表彰だった。森、古田、阿部は本塁打を記録。唯一ノーアーチの種茂も、チーム2連敗後の第3戦からの出場で計5打点を挙げている。
一方の甲斐は本塁打、打点ともになく、14打数2安打で打率1割4分3厘。その盗塁阻止がいかに衝撃的で、前例を覆すほど守備面での貢献が評価されたかがうかがえる。【ソフトバンク甲斐の今シリーズでの盗塁阻止】 第1戦 2-2の9回2死一塁、代走・上本の二盗を阻止。
投手はストッパー森。余裕のアウト。第2戦 0-5の5回1死一塁、鈴木の二盗を阻止。
投手はバンデンハーク。余裕のアウト。第3戦 0-0の初回1死一塁、田中の二盗を阻止。
余裕のアウト、打者・丸は三振でゲッツー。第4戦 3-1の5回2死一塁、安部の二盗を阻止。
第5戦 広島の盗塁企図なし。第6戦 広島の盗塁企図なし。
微妙なタイミングで当初はセーフの判定ながら、工藤監督がリクエストし、リプレー検証の結果、判定が覆った。0-0の2回2死一、三塁でも一塁走者・安部の二盗を阻止。投手は同じくバンデンハーク。
余裕のアウト。なおレギュラーシーズンでバンデンハーク登板時の盗塁阻止率は2割7厘。そのうち甲斐がマスクをかぶっていた際は1割5分4厘で、大舞台で雪辱の3度阻止だった。

 
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