<社会人野球日本選手権>唯一の複数アーチ JFE西・岡

〇三菱重工名古屋2-1JFE西日本●(12日・京セラドーム大阪、決勝)  ◇JFE西日本・岡将吾内野手(29)  1点を追う延長十三回、2死一塁。
天を仰ぎ、涙を浮かべた。一回の第1打席。抜けたスライダーを完璧にとらえて右翼席に先制ソロを放った。
チームを勢いづけたが、同点の八回、1死満塁の場面で空振り三振に倒れ、流れを引き戻せなかった。「あそこでもう1本打っていれば。それが一番悔しい 駒大から入社7年目。」
今夏は6年ぶりに都市対抗出場を逃し、チームが失意のどん底に沈む中、全体練習が終わると一人で黙々とバットを振った。「誰かと一緒にいると愚痴を言いたくなったり、甘えてしまう。自分が納得するまでとことんやりたかった」。
あえて孤独を選んでマシンに向き合い、打撃の向上を目指してきた。先制アーチは、2回戦以来の第2号。今大会で複数本塁打をマークした唯一の選手となったが、そこに満足感はない。
「本塁打は奇跡としか思っていない。もっとつなぐ打撃ができていたら」。チームを頂点に導けず、おえつ混じりの言葉だけが残った。

 
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