大谷「ア新人王」の陰にイチローの助言と自己チュー貫徹

大リーグ機構は12日(日本時間13日)、ア、ナ両リーグの新人王を発表。
2位のミゲル・アンドゥハー(23)、グレーバー・トーレス(21)のヤンキース勢を抑えて栄冠を手にした。ナは、日米野球で来日しているブレーブスのロナルド・アクーニャJr外野手(20=打率2割9分3厘、26本塁打、64打点)が選ばれた。■チームより個人 大谷のメジャー1年目の躍進の裏には、マリナーズのイチロー会長付特別補佐(45)の存在があった。
4日放送のNHKスペシャル「メジャーリーガー 大谷翔平~自ら語る挑戦の1年」の中で、本人が明かした。オープン戦は打者として打率.125、投手として防御率27.00。やむにやまれずイチローに相談したという。
それまで足を上げてタイミングを取っていた打撃フォームは、結果としてすり足に。同様に渡米後、振り子打法をやめたイチローの助言があったのは想像に難くない。大谷がイチローにすがったのは、あるいは野球に対する考え方や取り組み方に、自分と近いものを感じていたからではないか。
イチローはチームの勝利以上に個人成績にこだわるタイプだ。4タコでチームが勝つより、負けても自分が4安打することに満足する。勝ち負けの責任はあくまでも監督が負うもので、選手は自分のベストを尽くすことだけ考えろという、オリックス時代の恩師・故仰木彬監督の教えに大きな影響を受けている。
大谷もどちらかといえばチームより個人だ。日本ハム時代は二刀流をやっている関係で、大谷の体調によって先発投手のローテーションがズレることも。だが、本人は気にするそぶりも見せなかったとか。
オフにメジャー挑戦の意思を確認したときも一貫してメジャーに行くと言っていたそうです。
大谷の右足の故障とチームの低迷は無関係ではなかったものの、もう1年残り、世話になった球団に恩返しをするといった発想はまったくなかったと聞いていますとは日本ハムOBだ。■新監督はオフにトミー・ジョン手術を受けた大谷の右足の故障とチームの低迷は無関係ではなかったものの、もう1年残り、世話になった球団に恩返しをするといった発想はまったくなかったと聞いていますとは日本ハムOBだ。
新指揮官のもくろみ通り、大谷が仮に来季の開幕から3分の1(54試合)を欠場すれば、残りは108試合。シーズン終盤にはスローイングプログラムなども加わり、投手として本格的なリハビリが始まる。エプラーGMは「最終的に目指す二刀流に支障があってはならない」と、再来年の投手復帰を優先する方針を打ち出していて、マイナー戦で調整登板する可能性もある。
DHの使えないナ・リーグ本拠地のインターリーグ10試合は代打で起用されるとしても、来季の出場はおそらく100試合に満たない。今季の104試合と比べても出場機会は制限されるとはいえ、オースマス新監督の存在は追い風になりそうだ。今季は相手投手が左腕の場合、ソーシア監督にスタメンを外されるケースが目立った。
オースマス新監督はしかし、「一度、ユニホームを脱いでから、今までの野球がいかに古かったかが分かったと、選手起用は固定観念を捨てて柔軟に行うと話している。大谷はチームで唯一の左の長距離砲だ。今季終盤は左腕を苦にしなくなっただけに、指揮官が「左打者は左腕に不利」との定説に左右されないようであれば、今年の成績(打率.285、22本塁打、61打点)と遜色ない活躍が期待できるかもしれない。

 
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