【大谷翔平、二刀流の真実】〈3〉一流打者絶賛スプリットが3倍に

打者・大谷が残したインパクトが新人王獲得に大きく寄与したが、「投手・大谷」も全米を驚かせた。
本拠地初登板初先発となった4月8日のアスレチックス戦では7回1死まで完全投球を見せ、12奪三振1安打無失点と圧倒。衝撃的な2勝目を挙げ、「大谷の投球を見てぶったまげたよ」(Yahoo! スポーツのティム・ブラウン記者)と全米を熱狂させた。度重なる右肘の故障で10試合に登板し、4勝2敗、防御率3・31にとどまったが、メジャーで通用することを証明するには十分だった。
渡米後、直球は最速163キロを計測したが、特に威力を発揮したのがスプリットだ。今季のスプリットに対する被打率は3分6厘(55打数2安打)と圧倒。日本ハム時代の昨年の球種別比率は直球60%、スライダー24・6%、スプリット22・4%だった。
日本ハム時代に多投しなかったスプリットがメジャーで勝負球となった。スプリットの空振り率55・8%。4球種のうち最高だった。
一流打者もその威力に目を丸くする。今季5打数無安打2三振と完璧に抑えられたアストロズのJ・アルテューベは対戦経験の多かった元マリナーズの岩隈久志と比べ、「岩隈のスプリットはチェンジアップに近いスプリット。大谷のは攻撃的だ。」
打者の手元での落差が大きい。よくアウトを取れていたと証言。今夏のオールスターMVPで、大谷と4打数1安打1三振だったアストロズのA・ブレグマンも「直球と全く同じように見える。」
「現役投手の中では最高のスプリットを投げているのではないか?」と大絶賛する。
それでも、アルテューベが「大谷は優れたアスリートだ。投打両面でプレーできる。対戦が楽しみだ」と話すなどライバルたちは投手・大谷の復活を心待ちにしている。
(特別取材班) ◆まるでクレメンス 大リーグ公式サイトのアストロズ番、B・マクタガート記者は投手・大谷を通算354勝右腕、R・クレメンスに例えた。同投手は最速161キロの剛速球と落差のあるスプリットを武器とし、歴代トップ7度のサイ・ヤング賞を受賞した。
直球も素晴らしい。実際の落差などは分からないが、打者にとって打ちにくく、タイミングを合わせにくい点では大谷と似ていると評価した。
被打率3分6厘、空振り率55・8%とスプリットが威力を発揮した。

 
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