吉田輝星キャンプ地“論争” コーチらは慎重論、選手からは…

日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(17=金足農)の来春キャンプ帯同先を巡り、現場からはさまざまな意見が飛び出している。
昨年のドラフト1位・清宮は、1年目ながら一軍メンバー入りが決まり、遠く離れたアリゾナの地で奮闘していたことは記憶に新しい。もちろん吉田にかかる期待も清宮に匹敵するものがあるだろうが、当然投手と野手では練習内容が違うため、一緒くたにできるものではない。では、吉田はどちらでキャンプを送ることになるのか。
まず、高橋憲幸一軍投手コーチは一、二軍キャンプの違いについて「一軍キャンプのメリットは、トップレベルの選手たちとコミュニケーションが取れる点。練習などを通じてコミュニケーションを取ることで、技術的なアドバイスをもらえる」。続けて「(二軍キャンプのメリットは)慎重に調整ができるところ。
一軍キャンプでは初日から投げ込むことが多くなるからねと、それぞれのメリットについて客観的に語った。同コーチが「慎重な調整」とした点に関しては、チーム内からも同調する声が出ている。ある球団関係者は「吉田君は夏にあれだけ(甲子園で881球)投げてきた。
ぶっつけで一軍に帯同させて、初日からの投げ込みに耐えられるか不安な点はあると指摘。また「高卒1年目の投手だから普通は国頭キャンプなんだろうけど…。オフの自主トレなどを経て、キャンプ直前までにどんな状態になっているかをぎりぎりまで判断しないといけない」と、冷静な判断が必要であることを語った。
だがその一方、選手からは対照的な声が飛ぶ。ある選手は「行けるのであれば絶対にアリゾナキャンプに行くべき」ときっぱり断言。
言葉が通じない異国の地で2週間も生活すれば精神的に鍛えられる部分もあるし、行けるのであれば一年でも早く経験するべきだと思いますと強い口調で語った。また、他の選手も「アリゾナのほうが絶対いいでしょ。一軍と二軍では練習の緊張感が違うから」とコメント。
「投内連係一つとっても、一軍ではミス一つ許されないピリピリした中で練習することになるけど、二軍では基本的なことを一から教えながらの練習になる。(一軍で)プロの緊張感を味わうのは重要」と、両キャンプの違いに触れながら語った。いずれにせよ、球団が抱く吉田への期待感は相当なもの。
15日に秋田市内で仮契約を行った際、大渕スカウト部長は「(来季は)年内には一軍で、と思うとあまり遠回りはさせたくないと、すでに1年目一軍デビューへの構想を明言しているほどなのだ。次代を担うスター選手だけに、最短距離で大きく育てたいのはもちろんなのだが…。遠回りに見えてもじっくり土台をつくってからのほうが、結局は近道だったということもある。」

 
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