変化する敬遠策 申告敬遠の導入で故意四球は昨季の3倍以上に“激増”

野球の戦術の1つに敬遠策というものがある。
従来の敬遠は投手がわざとストライクゾーンから大きく外れるボールを投げていたが、申告敬遠によって敬遠策は果たして変化したのだろうか。
申告敬遠によって、敬遠数は劇的に増加した。各球団の総数では、2018年は285個。
球団ごとに比較すると、DeNAが最多の56個の故意四球を記録している。最少だったのは西武でわずか5つしかなかった。DeNAはラミレス監督就任後の3年間で全て最多故意四球を記録している。最少だったのは西武でわずか5つしかなかった。
中日は過去5年で敬遠数が10を超えた年がなく、今年も6つだった。塁を埋める、強打者との対決を避けるという意味で、申告敬遠と従来の敬遠の本質は変わらない。故意四球がここまで激増したのには、申告敬遠によって敬遠策という作戦がより容易になったのが理由の1つとして考えられる。
従来の敬遠では、投手がコントロールミスをしてストライクゾーンに投げてしまう、暴投してしまうなどといったリスクがあった。しかし、申告敬遠にはリスクがない。監督が敬遠という手段を選びやすくなったことは確かだ。
ただ、2017年に申告敬遠を先立って採用したMLBでは、このような急激な敬遠数の増加は見られなかった。導入前の2014~16年の3年間の平均総数は956個、対して導入後の2年間の平均は949.5個とむしろ“微減”している。ワールドシリーズを制したレッドソックスに関しては、今季8個しか敬遠がなかった。

 
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