広島・会沢翼 パワーアップで球界を代表する捕手に

【宮入徹の記録の風景】65年ぶりにチーム記録を塗り替えた。
広島の捕手でシーズン2桁本塁打は他に76年水沼四郎の11本塁打があるだけ。1人で2度は会沢が初めてだ。
今季12球団の捕手をみても本塁打を放ったのは9月2日西武戦の若月の1本のみと寂しい結果に終わった。
ところで各球団の捕手シーズン最多本塁打はどうなっているのか。多い順に列記してみる。63年和田博美(西鉄=現西武)16本、50年門前真佐人(大洋=現ソフトバンク)52本、69年木俣達彦(中日)33本、74年田淵幸一(阪神)45本、84年藤田浩雅(阪急=現DeNA)25本、69年木俣達彦(中日)33本、92年古田敦也(ヤクルト)30本、63年和田博美(西鉄=現DeNA)25本、13、15年嶋(楽天)4本。
お気づきかも知れないが、昨年まで広島の最多記録の門前真佐人は今でもDeNAの球団記録保持者として残る。記録を作った50年といえばチーム創設1年目(当時大洋)それから68シーズンが経過しているに破る選手が出てこない。
ちなみに今季DeNAの捕手最多本塁打は嶺井の5本。門前の記録はラビットボールという飛ぶボールを使用した時代のものだが、DeNAが今後パワフルな捕手をどう育てて行くか注目したい。話を会沢に戻そう。
今季は106試合に出場し、315打数96安打、打率・305と規定打席不足ながら打率3割をキープした。広島の捕手で規定打席に足りて打率3割をキープした。広島の捕手で規定打席に足りて打率3割以上は96年西山秀二(・314=8位)が唯一の達成者だ。
来季は丸がチームにおらず、各選手の打力底上げは喫緊の課題。会沢も規定打席に達し最低でも「打率3割、20本塁打」はクリアしたいところだろう。さらに守備面での改善も欠かせない。
広島はリーグ3連覇中だが、会沢のこの間の盗塁阻止率は16年・245(同4位以下と物足りない数字が残った。会沢は15年には・404でリーグ1位を経験。
強肩が復活してもおかしくない。56年以降、広島の捕手でシーズン盗塁阻止率1位は他に79年水沼四郎(・363)、05年倉義和(・440)と3人。複数回記録すれば初めてになる。
会沢の「復肩」は4連覇達成の重要なポイントといえそうだ。

 
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