楽天・銀次 被災地支援を続ける中で、ふと漏らした“不安”の言葉

岩手県の沿岸部である普代村出身の楽天・銀次の顔が一瞬、曇った。
逆に凄い元気をもらいましたと笑顔にするために、笑顔を見るために、14年から5年連続で震災で傷ついた岩手県沿岸部の小学校を訪問している。ただ、「来るたびに(街が)元気になっている気がすると復興を喜ぶとともに、“震災の記憶が風化しているのではないか”と不安がよぎり口をついたのだ。」
3・11。未曾有(みぞう)の大震災が起こってから、銀次は毎年、報道陣からコメントを求められる。そのたびに「きょうだけじゃなく、毎日、意識しながらプレーしないといけない」と繰り返す。
キャンプ、そしてシーズン中も日本全国を飛び回る。そこかしこで「風化」を感じているからこその言葉でもあるだろう。記者はイベント後、宮古駅前の飲食店へ寄った。
定食を食べ終えて会計をしようとすると、店の奥から女の子の声が聞こえた。「きょう楽天の銀次選手が来たんだよ」。母親らしき女性とこの日の出来事について話し、盛り上がっている。
人口6万人に満たない街にプロ野球選手が来る。それはやはり特別なことなのだ。「(震災を)どうしても忘れがちになる。」
少しでも風化することがないように(被災地に)来ている意味もあるという銀次。その立場、発信力を生かし、これからも被災地に)来ている意味もあるという銀次。
そして、故郷のために。

 
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