野球のトレンド変わり査定も変化 先発&中継ぎSB石川の評価は…球団首脳語る

ソフトバンクの石川柊太投手(26)が19日、今季年俸3000万円から倍増となる6000万円に加え、出来高も勝ち取って契約更改した。
前半戦は主に救援として、計13勝は千賀と並びチームトップ。ポストシーズンでは先発の早期降板後に複数回を投げる「第2先発」、またはセットアッパーとして、リーグ2位からの日本一に大貢献した。石川の働きは、先発一本、救援一本の評価に当てはめると数字が伸びにくくなる。
リーグ3位タイと特別に目立つわけではなく、ホールド数上位に顔を出すこともない。先発投手が不調に陥り、一時的に中継ぎに回って復調を期すことはある。
夏場に石川が先発から中継ぎに回ったのには、この側面もあるが、その後はチーム事情に合わせ、矢継ぎ早な継投策を担った。三笠球団統括本部長も「前例がないわけではないが、先発、中継ぎ両方でフル回転したケースは多くない」という。投手起用はかつての先発完投から、先発とリリーフに分業が進んだ。
12球団の規定投球回到達者は、2009年の34人から、今季は17人まで減少。ソフトバンクは今季0人だ。救援投手の地位向上が叫ばれるのも新しい話ではない。
投手の貢献度を測るのは勝利数や防御率、投球回だけでなく、クオリティースタート(QS)に代表されるセイバーメトリクスなどの新指標も多く出てきている。三笠本部長は「メジャーでいえば、打順3巡目になったらスパスパ投手を代えたり、一部のチームは「オープナー」制で、リリーバーを先発させる試みをしたりしていると続ける。初回から救援投手を登板させ、次々に継投していく戦略もある今、旧来の査定法には限界がある。
結果的にソフトバンクは、石川の年俸を倍増の6000万円とし、出来高の要求も認めた。球団として、出来高の要求も認めた。
そういう「流れ」に応じて選手をどう評価するか。毎年、考えさせられると話す。「今年の彼(石川)のようなケースは今後、増えていく可能性もある」。
球団も対応を求められている。

 
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