阪神D5・川原、サバイバルな環境で進化 クールでたくましい投手に

【球界ここだけの話】  高校球児や大学球児を追うアマチュア野球担当にとってドラフト会議はいつも以上に手に汗を握り、勝手に“親心”のような気持ちを抱いて選手の新しい門出を固唾を飲んで見守る。
根尾(中日)、藤原(ロッテ)の“ドラ1コンビ”を擁する強力打線を抑えた。同大会で惜しくも敗れた決勝・明徳義塾戦後は「次も背番号1をつけられるようにしたい」と話した。秋の部員77人のうち、投手は約30人というサバイバルな環境。
体力強化や制球力を磨く冬のトレーニングに臨み、今年は春夏の甲子園でも「1」を守り抜いて戦った。ひたむきに野球と向き合う左腕が苦手とするもののひとつがスギ花粉だ。高1のころから“見えない敵”に悩まされ、「やばいっすねと選抜時には宿舎に加湿器を持参して対策していた。
それでも本人の感覚では九州よりも関西の方が比較的、症状が出ないとのこと。夏は加湿器は持参せず、これも甲子園で得た収穫かもしれない。性格的には人見知りな一面がある。
今夏の甲子園の組み合わせ抽選会では、注目左腕を取材しようと近づいてみたが「誰かほかの選手と話した?」と尋ねても「いや…」との反応。チームメートも「入学時はデカくてオーラがあったけど、周りと全然話さなかった」と証言するほどだ。かわいらしい側面もあるが、エースをしっかりと守り抜いたようにマウンド上では表情が一変。
クールでたくましい投手らしさを目に宿す。将来、虎に欠かせないワンピースになってくれることを期待したい。

 
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