“平成最後の支配下指名選手”ヤクルトD8位・吉田の運命を変えたのはあの試合

【球界ここだけの話】ヤクルトのドラフト8位、吉田大成内野手(23)=明治安田生命=は、今年のドラフト会議で、支配下指名では全体最後となる83番目での指名を受けて入団が決まった。
人生を変えた試合がある。2016年11月。ヤクルトと六大学野球選抜が戦った「明治神宮外苑創建90年記念奉納試合」で次々と好守を連発していたのが、明大4年時の吉田だった。
「一番・二塁」で先発すると、六回までの出場ながら3つの併殺を奪い、ヤクルト側を驚かせた。特に五回の併殺が非凡さを際立たせる。無死一、二塁で川端が遊ゴロ。
通常なら6-4-3で二死三塁から再開-となるはずだったが、吉田が送球したのは何と三塁。ハーフライナー気味の打球で走者のスタートが遅れたとみるや、迷わず二走を刺した。6-4-5の珍しい併殺を完成させ、この回を無失点で切り抜けた。
ヤクルトの橿渕スカウトグループデスクは「奉納試合でのプレーを見て、「これから2年間は追い続けなければいけない」と思ったと振り返る。プロを相手に広い視野と判断力、素早い身のこなしを披露したことで、ヤクルトスカウトの間では一気に注目の存在となった。当時はプロ志望届は出しておらず、すでに明治安田生命への入社が内定。
そこから最短の2年間で、ヤクルト入りが決まった。吉田も「守備での判断力は自信がある」と胸を張る。本来のポジションの遊撃だけでなく、内野ならどこでも高いレベルでこなす能力があるが、橿渕氏は「最初からユーティリティープレーヤーを目指すのではなく、まずはしっかりとレギュラーを獲得しにいってほしい」と期待する。
即戦力としてヤクルト内野陣に割って入ることができるか、吉田のプロ生活に期待したい。

 
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