巨人・長野久義 フランチャイズ・プレーヤーの意地を見せるか

【宮入徹の記録の風景】 巨人はFAで広島から丸を獲得。
最終的には規定打席到達は8年連続で途切れてしまった。それでも116試合に出場し、打率・290と健闘。
同月30日の広島戦では9回にサヨナラ中前安打を記録し3日で2度のサヨナラ安打の離れ業をやってのけた。入団1年目からの長野の殊勲安打(先制、同点、勝ち越し、逆転、サヨナラ)のチームランクは3位5度、5位以内。今季も13本で岡本28本、マギー17本に次いで3位5度、5位以内。
さらに、打撃の安定感も相変わらず。今季は規定打席に届かなかったが111安打をマーク。1年目から続くシーズン100安打以上を9年連続まで伸ばした。
巨人で9年以上の連続シーズン100安打は長嶋茂雄17年、原辰徳12年阿部の114安打に次ぐ歴代単独3位になる。また、巨人の規定未満の打者の安打数としては12年に次いで歴代2位。右打者では68年高田繁の104安打を50年ぶりに抜く最多記録になった。
加えて9年以上は長野が史上13人目。
来季10年連続に伸ばせば46~55年大下弘(東急、西鉄)と並ぶ歴代8位タイに浮上する。節目の10年目を迎え目標にしたい数字だ。長野の打撃の特徴といえば思い切りのよさ。
来季は投球数が多くなったケースでの打撃精度を上げたいところだろう。守備面での高い貢献度も見逃せない。今季巨人の外野手で規定試合(95試合以上)に達したのは亀井と長野の2人だけで亀井の6失策に対し、長野の失策はわずか1。
堅実な外野守備を見せた。11~13年まで3年連続6度受賞中の丸の加入でより強固な外野陣が期待できそうだ。
来季は丸、亀井の他にゲレーロ、陽岱鋼、それに若手の重信、和田ら外野の定位置を争うライバルは少なくない。長野は11年に打率・316で首位打者に輝いている。2リーグ制後、首位打者返り咲きの最長ブランクは67年張本勲(東映)、71年江藤慎一(ロッテ)の6年ぶり。
来季自身2度目の戴冠となれば8年ぶりで最長記録を更新する。長野の10年目のチャレンジに注目したい。

 
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