ソフトB摂津引退 日本唯一の“最優秀中継ぎ&沢村賞”男

ソフトバンクから自由契約となった摂津正投手(36)が今季限りで引退することが29日、分かった。
侍ジャパンで13年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場した右腕が、10年間の現役生活にピリオドを打つ。今季限りでの引退を決めた摂津は「ここまで野球を続けることができたのは、僕を使ってくれた首脳陣の方や、チームメートや裏方さんたちの支えがあったからです。」
いつも応援してくれたファンの方々の存在も心強かった。本当に感謝していますと口にした。
抑えの馬原へのつなぎ役で球団記録(当時)の70試合に登板。5勝34ホールドで新人王と最優秀中継ぎ投手に輝いた。摂津、ブライアン・ファルケンボーグ、馬原の救援陣は頭文字をつなげ「SBM」と称された。
テークバックが小さく、低めへの制球と宝刀シンカーが武器。05年の沢村賞投手・杉内(現巨人ファーム投手コーチ)をして「ただ低めに投げるだけじゃなく、コースにピタリと投げられる」と言わしめる技術があった。翌年も最多記録更新の71試合登板。
オフの契約更改では球団から年俸1億円の大台を示唆されながら「3年やって一人前。まだ早いと思った」と、9500万円でサインするエピソードを残した。11年にチーム事情などから先発に転向すると、ここでも存在感を示した。
いきなり14勝を挙げて沢村賞、最多勝。
翌13年WBCでは中継ぎで3試合に投げた。蓄積疲労がたたり、ここ数年は全盛期の投球ではなかった。今季も7試合登板で2勝4敗、防御率5・16で、球団から来季構想外と伝えられた。
10年間で5度のリーグ優勝、5度の日本一に貢献。今後は未定だが「お世話になったホークスで野球の仕事に就いて、球団に、野球に恩返しをできればうれしいです」と次の夢を抱く。第二の人生に向け、まずは充電期間に入る。
《日本唯一の「最優秀中継ぎ&沢村賞」》摂津(ソ)は入団1、2年目の09、10年に2年連続最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得。3年目の11年に先発に転向し、15年まで5年連続2桁勝利。12年には17勝を挙げ最多勝。
1人で最優秀中継ぎ投手から先発2桁勝利を記録した後に最優秀中継ぎ投手と最多勝を手にしたのは摂津だけ。また、先発2桁勝利を記録した後に最優秀中継ぎ投手から先発2桁勝利を記録した後に最優秀中継ぎ投手から先発2桁勝利は摂津しかいない。
秋田経法大付―JR東日本東北を経て08年ドラフト5位でソフトバンク入り。入団1年目の09年に救援投手として70試合に登板。5勝2敗34ホールド、防御率1・47を記録し新人王と最優秀中継ぎ投手賞に輝く。
11年からは先発に転向。12年には17勝5敗、防御率1・91の成績で沢村賞、最多勝。1メートル81、93キロ。
右投げ右打ち。

 
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