【巨人】ドラ1・高橋は尚成タイプ 宮本コーチがローテ入り期待 スクリュー武器

巨人の新人合同自主トレが9日、東京・よみうりランド内のG球場でスタート。
いてつく寒さの真冬のグラウンドに、乾いたミット音が響いた。新人合同自主トレ初日、40メートルのキャッチボール。高橋は緊張を覆い隠し、落ち着いた表情で左腕を振った。
原監督から「コンディションをつくるということが大事」と訓示を受けた。
その言葉を実行するように、体の動作を一つ確認しながら丁寧にメニューをこなした。宮本コーチはドラフト1位左腕に熱視線を注ぎ、うなった。「しっかり(体重を)軸足に乗っけていた。」
昔の内海のよう。いかに軸足が大事か分かっている」。キャッチボールは時間にして15分足らずだったが「あれだけで彼は立派な野球観、考えを持ってるなと感じた」と非凡さを感じた。
そして、未来予想図を描いた。「体は大きくないし、スクリューも見ると尚成タイプ。空振りも取れるし、三振の取れるピッチャーになってローテを守ってほしい ルーキーイヤーの00年に9勝を挙げ、「ONシリーズと呼ばれたダイエーとの日本シリーズでも完封勝利をマークした技巧派左腕・尚成氏の姿と重ね合わせた。」
両者はともに身長170センチ台後半と投手としては決して長身ではないが、スクリューボールなど切れのある変化球を駆使する先発タイプ。だが、優貴が尚成氏との差を痛感する場面もあった。それはトーク力だ。
練習後、日テレ系「ズームイン! サタデー」の取材を受け「帰りたい…。やりたくない」と困惑。OKが出るまで約15分もかかった。
尚成氏は00年、日本一の納会を体当たりで盛り上げるなど、コミュニケーション能力は抜群。現在もユーモアを交えた解説や評論の分かりやすさには定評がある。トーク力で球界最高峰に君臨する宮本コーチは「慣れもある。」
背伸びをせず自分を出すことだけど、まずは野球を一生懸命やればいいと助言した。だが、グラウンドに足を踏み入れれば、優貴は勝利に貢献することしか考えていない。「注目度はあると思う。」
巨人の一員になるため、自覚と責任を持って頑張っていくと気を引き締めた。「素晴らしい環境でやらせてもらえるので、感謝の気持ちを持ちながらプレーしたいと若きサウスポー。大舞台で輝く瞬間を夢見て、まずはG球場で鍛錬に明け暮れる。」
(河原崎 功治) ◆高橋 優貴(たかはし・ゆうき)1997年2月1日、茨城・ひたちなか市生まれ。21歳。田彦小3年時に勝田スポーツ少年団で野球を始める。
田彦中では友部シニアで投手としてプレー。東京・東海大菅生高では1年夏からベンチ入り、3年夏には西東京大会準優勝も甲子園出場はなし。北東北大学リーグ・八戸学院大では通算20勝12敗、防御率2・05。
通算301奪三振はリーグ最多。178センチ、82キロ。左投左打。
家族は両親と弟。◆G高橋尚成のプロ1年目 00年4月6日の中日戦(ナゴヤD)でプロ初勝利。プロ初登板初先発での勝利は66年の堀内恒夫(現スポーツ報知評論家)以来、チーム34年ぶりだった。

 
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