【巨人】阿部、ささやかれる「引退説」を否定「もうちょっとやりたい」

【グアム12日=尾形 圭亮】巨人の阿部慎之助捕手(39)が、ファンの間でささやかれている「引退説」を否定した。
南国の太陽のように、阿部の目はギラギラと強い光を放っていた。4年ぶりの捕手復帰へ向け、グアムで自主トレ中。守備では二塁送球やフットワークを重点的に磨き、すでにフリー打撃も再開するなど、着々と体を仕上げている。
「ひと通り、全部のメニューはやっている。体もよく動いているし、状態はいいと思う。こっちに来て少し飛ばし過ぎていたところもあるから、今日は少しメニューを落としてやったけれど」 昨年11月、原監督に捕手復帰を直訴した。
「最後は捕手で終わりたい」と決断の理由を明かしていただけに、ネットやファンの間では「今年で引退するつもりなのでは?」との臆測もあったが、本人は首を横に振った。「今年で辞めたいとは全く思っていない。もうちょっとやりたいよ。
ただ、この世界は実力主義だから。いくら自分がやりたくても、力がないならユニホームを脱ぐしかないし、実績とかは関係ない。それがプロとして当たり前。
そうならないように、今からしっかり準備をしなくちゃいけない 原監督は「(阿部は)キャッチャーで勝負。仮にまた「慎之助、ファーストいくぞ」と言ったら、チームは後退しているねと、阿部を一塁起用せず捕手に専念させる考えを示していた。阿部本人としても当然、そのような“逃げ道”は断つ考えだ。
「もちろん、捕手一本で勝負するつもりし、そういう覚悟で(捕手復帰を)お願いした。監督も言っていたけれど、俺が一塁をやることはチームにとって「後退」になるんだから。そんなことはしたくない 小林や大城を含め、今季の正捕手争いは激しくなる。
11日に自主トレを公開した新加入の炭谷は、捕手史上3人目となる「フルイニング出場」を目標に掲げた。捕手として数々のタイトルや称号を手にしてきた阿部でさえ届かなかった領域だ。「キャッチャーはクロスプレーとか、ファウルチップを食らったりとか、そういう“事故”があるから、なかなかフルイニング出場は難しい。
でも、捕手なら誰もがそこを目指す。俺も1試合でも多く(マスクを)かぶりたいし、そこは競争意識を持ちながら、協力し合って、チームが勝てるようにしていきたい 集大成としての捕手復帰ではなく、まだまだ進化の過程。闘争心は、激しく燃え上がっている。

 
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