巨人・原監督が描く長野との再会の物語とは

【球界ここだけの話】今季から三たび巨人の指揮を執る原辰徳監督(60)を、コミュニケーションの怪物と評した人がいた。
どうしたら相手にものごとが伝わるか。そんな指揮官の考えの一端に触れたときのことだった。
両軍はくしくも3月29日の開幕戦(マツダ)で激突することが決まっている。特別な感情を持ってベンチで相対する両者-。原監督は「物語としてはいい物語だと思う。」
長野がホームランを打つことがジャイアンツにとってはいいことと言い、「(過去、現在、未来が)つながるというのは真実だと思う。真実や信念があって伝えたことはつながってくると続けた。プロ野球はこれまで数々の名勝負に彩られてきた。」
それが今に伝わるのは、指揮官の言う「物語」として成立しているからだろう。思えば、球界では原監督と並ぶコミュニケーション力を持つ日本ハムの栗山英樹監督(57)も「物語」を大切にしていた。昨季でいえば、ロッテからトレードで加入した藤岡の移籍後初登板は8月16日の古巣との一戦で、杉浦には出身地の帯広で行われた8月16日のロッテ戦に凱旋(がいせん)登板させた。
起用の裏には栗山監督の「色んな思いがある中で、チームが前に進むことにつながる」という信念がある。そしてそこに物語が生まれていく。功労者をプロテクト枠から外すのは球団にとっても苦渋の選択で、やはり人的補償で西武に移籍した内海も含め、ショックだったことに変わりはない。
だが、原監督は「僕たちはそのことをショックだとはいえない」と言った。さまざまな思いを胸に秘めて戦う今季、一体どんな物語が紡がれるのだろう。

 
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