<センバツ・平成の名場面>十回2死からの大逆転 第61回決勝 上宮vs東邦 センバツ 平成の名場面

敗者には残酷な幕切れだった。
粘る東邦は四球と内野安打で一、二塁とし、続く原浩高捕手の中前打で二塁走者が還り同点。一塁走者が三塁に向かいかけたため、上宮の塩路厚捕手は挟殺を狙って三塁へ送球。走者が二塁へ転送したが、やや左にそれた。
外野に転がったボールはカバーに入った外野手の手前で不規則に弾み、グラブをすり抜けた。誰もいない外野の芝の上を白球がフェンスまで転々とする間に、走者は三塁を蹴ってホームイン。本塁付近で東邦の選手たちが抱き合う中、上宮の選手たちはグラウンドにうずくまった。
サヨナラ決着で明暗が分かれた。48年ぶりの優勝をつかんだ東邦。完投した山田投手、同点打を放った原捕手は1年前、昭和最後のセンバツ決勝でもバッテリーを組み、宇和島東(愛媛)に敗れて悔し涙を流していた。

 
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