キャンプ初日が誕生日 巨人高橋が手紙で家族に感謝

父、母、弟へ。
大学3年の春、結果が出ずに将来を悲観。野球をやめようと思った。踏みとどまれたのは父幸司さん(50)母佳子さん(45)弟俊士(すぐる、11)くんの存在だった。
1日、キャンプインという門出の日に、家族へ感謝の思いを便箋にしたためた。高校、大学と寮生活だった7年間、母の日には必ず手紙を送ってきた。
その時からの便箋を、今でも手元に残している。応援してくれる家族へ思いをはせ、筆を執った。一家の大黒柱の父幸司さんからは、男としての生き方を学んだ。
国家機関で研究員として務める実直な父で「意見を持って、断る勇気を持て」「決めたことは最後までやり通せ」と事あるごとに教えられた。少しおしゃべりで明るい母佳子さんからは、安心感を与えてもらった。「実家に戻ると、いつも変わらずに迎えてくれます。
「しゃべるのが好きで少しうるさいくらい」。会話が心のよりどころだった。11歳の時に生まれ、兄弟げんかは1度もない俊士くんの存在が成長の糧になった。
「自分が寮生活が長かった分、実家で過ごす時はすごく懐いてくれます。弟というより、息子のような感じ」と、しっかり者の兄になろうと思わせてくれた。家族みんなに「ありがとう」の気持ちがあふれる。
幸司さんと「今はまだ恥ずかしい。いつか一緒にお酒を飲みたい」と男同士の宴を。佳子さんには「初任給でブレスレットとか身につけるものをプレゼントしたい」と計画中だ。
今年から少年野球チームでキャプテンになった俊士くんには「野球道具を買ってあげたい」と目を細めた。この日、宮崎神宮に参拝し、いよいよキャンプインを迎える。「すべてが初めてなので、どんな時も緊張します。
「打者と対戦して、通用しないのかが見えてくる。緊張しながらもう1度、頑張りたいと思います」。恩返しできるように、活躍できるように-。
いつまでもお手本でいられるように-。真新しいユニホームに袖を通し、夢をかなえるプロ生活が始まる。【桑原幹久】◆巨人へ入団した2月1日に生まれた。
ドラフト制後は68年9位の大久保博元がいる。◆高橋優貴(たかはし・ゆうき)年表97年 6歳 2月1日、茨城・ひたちなか市に長男として誕生03年 6歳 2月1日生まれのドラフト1位には、82年阪神1位には、82年阪神1位の木戸克彦、84年西武1位は高橋が初めて。
父が熱烈な虎党で金本グッズを収集するなど野球にのめり込む05年 8歳 高校3年夏、西東京大会決勝の日大鶴ケ丘戦で2番手で登板。同点の9回にサヨナラ打を打たれた。
1年春からリーグ戦で登板17年 21歳 大学4年時は春秋合わせてリーグ戦で登板17年 21歳 3年春のリーグ戦で6勝。通算301奪三振で西武多和田が持っていた同リーグ記録を更新。ドラフト会議で巨人から1位指名を受ける。

 
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