センバツ山梨学院 第1部・道のり/6止 関東大会4強かけ前橋育英戦 チーム一丸、強敵に完勝 /山梨

<第91回選抜高校野球>  ◇プレッシャーはねのけ  「関東大会ベスト4」は、センバツ出場の目安の一つとされる。
県大会とは打って変わって、選手たちにプレッシャーはなかった。吉田洸二監督の采配もさえた。四回、先発の相沢利俊投手(同)をマウンドに送り込んだ。
「今までで一番緊張した」(駒井投手)最初の打者に四球を与えたが、吉田監督の「楽に」という声を聞いて落ち着きを取り戻した。駒井投手の武器は、最速142キロのストレートだ。
吉田監督は「前橋育英打線は1回戦で、相手投手のスピードボールに苦しんでいた。軟投派の相沢投手から駒井投手に切り替えれば、相手は球をより速く感じるはずだ」。試合時間がずれ込み、球場には照明がともっていたことも継投の決断を後押しした。
「昼間より、夜の方が5キロくらい球が速く見える」 読みは的中した。「そこ(四球を出した後)からは自分でもびっくりするくらい楽に投げられたと駒井投手。3回3分の2を無失点。
吉田監督は「駒井が良いピッチングをしている。お前らも頑張れ」と他の選手をあおった。9-1、七回コールドの完勝だった。
吉田監督は振り返る。「「関東大会向けの練習量は半分にするという言葉の腹の内は、勝利へのこだわりではなく「チームワーク」にあるという。「みんなで乗り越える。
「関東大会ではそれができた。一回しかない高校生活。後悔しない試合をさせてやりたい」。
選手の努力と指揮官の心遣いがかみ合い、センバツ出場を勝ち取った山梨学院。全国の舞台でさらに羽ばたくべく、選手たちは今日もグラウンドを走り回っている。【金子昇太】=おわり<題字は3年・新井蝶結さん>。

 
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