栗山監督が昨夏の甲子園決勝対決を再現する真の意図

昨夏の甲子園大会決勝を、南国沖縄で再現だ。
1次キャンプ地の米アリゾナから2次キャンプ地の沖縄・名護入りした日本ハム栗山監督が、16日紅白戦の先発に、昨夏の甲子園大会決勝で対決した2人のルーキーを指名した。準優勝に終わった吉田輝と、優勝投手の柿木だ。「夏の甲子園の再現って、あんまりないんだよね。」
「楽しみだよね? 普通に考えて楽しみじゃない?」。指揮官の目が少年のように輝いた。チームとともに14日早朝に帰国し、息つく間もなく車で約40~50分の国頭村へ。
両ルーキーのブルペン投球を視察し「思った通り。いい時のボールはうなりを上げる」と吉田輝を評価した上で、紅白戦での“先発対決”を2人に伝達した。「(反応は)いい感じだった。
驚いている感じはなかったと、堂々とした2人の振る舞いに感心した。米アリゾナで行った紅白戦では斎藤対清宮の“早実対決”を実現して注目を集めたが、次々に飛び出す栗山流の演出は単なる話題作りのためではない。
今回のケースでは、吉田輝や柿木以上に、若手投手陣への効果を期待。この日の2軍ブルペンでひときわ目を引いたのは、ルーキー2人と並んで投げ込んだ高卒2年目の田中瑛で「プライドがあるんだろ。すっげー、いい球を投げていた。」
「それが大事。それがチーム力につながる」。他の選手の危機感をあおり、プラスαを生み出す構図だ。
もちろん、生粋の“野球好き”だからこそ思いついた夏の甲子園大会決勝の再現。「日本の野球界に対して、何かメッセージを送ってくれると思うという注目の対決の陰で、知将はしっかりとチーム力を蓄える。」

 
ref
 

コメントは受け付けていません。