日本ハム王柏融「技術力」の秘密は軸足/和田一浩

<日本ハム紅白戦:紅組1-5白組>◇16日◇沖縄・国頭 日刊スポーツ評論家の和田一浩氏(46)が日本ハムの紅白戦を視察し、王柏融外野手(25=台湾・ラミゴ)をチェックした。
2打席目に放った本塁打は、風の影響がなければセンターフライだっただろう。しかし、ホームベースから左中間に向かって吹く風に乗るような、やや内角寄りの甘い直球だが、この球をセンター方向にスライス回転気味のフライを打つには、高い技術が必要。
多少、窮屈な形になっても、バットを内側から出し、打球にスピンをかけるようなスイング軌道で打たないといけない。そして打球を押し込むパワーもある。右投げ左打ちの打者が陥りがちの“弱点”がない。
ネクストバッターでスイングをするところから見ていたが、軸足になる左足の使い方がうまい。右投げ左打ちの打者はスイングする際、利き足でない左足に力をためることが苦手で、内側に折れるタイミングが早くなる傾向がある。こうなると、打球を下半身で押し込めない。
直球に対してドンピシャのタイミングが合った時はいいが、変化球にもろさが出る。台湾で素晴らしい成績を残せたのも、利き足でない左足を力強く、器用に使えるからだろう。選球眼もよさそうで、穴の少ないタイプ。
本塁打を量産するような感じはしないが、ある程度の長打力もありそうで、日本ハムにはいないタイプの打者。どの部門でもレベルの高い数字を残せそうだ。

 
ref
 

コメントは受け付けていません。