【巨人】長嶋三奈さん、長嶋監督の重病説一蹴「自分で自分の体を治しちゃった」83歳誕生日

巨人・長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=が20日、83歳の誕生日を迎えた。
“メークミラクル”を起こした長嶋さんは改めて、V奪回を目指す巨人へ熱いメッセージを口にした。(取材・構成=谷口隆俊) 桜の花よりひと足早く、ファンの笑顔が満開となる“ニュース”が届けられた。胆石のため、半年近くも入院していた長嶋さん。
三奈さんによれば病気と闘いながらも、野球のことを考えない日はなかったという。「これまで巨人軍はいかなる時も“紳士たれ”と言われてきた。しかし、今年に限っては、投手野手が一丸となって一生懸命、がむしゃらに、取り組んでやっていってほしい。」
いったんグラウンドに入ったら、きれいなプレーをする必要はない。グラウンドでは紳士でなくていい ミスターに今季の巨人へのメッセージをお願いしたところ、10分以上も真剣に考えてから紡いだ言葉。ただ貪欲に勝利を求め、そして勝て―。
言葉から衰えぬ闘志を感じたのは昨年春。痛みが増した7月、胆石【注1】と診断され、入院した。
石の一部が流れない状態だった。「内視鏡手術で入れました 胆石治療の薬は強いもので、時には他の臓器にも影響。」
落ちた筋力を取り戻すリハビリもあり、退院までに半年を要した。「猛暑だったし、この機会に全身を調べてもらいました 今月初めにはステントを交換するため、再び病院へ。麻酔をかけ、内視鏡を腹部に入れたところで担当医が驚いた。」
「長嶋さんの体の中にステントがない」―。造影剤を入れて詳しく調べても見つからない。「退院時の検査では、ステントは残っていた。
変な所に詰まっちゃったのかなと一瞬、ドキッとした どうやら、ステントも詰まっていた胆石も、胆汁に流され、腸を回って体外に排出されてしまったようなのだ。三奈さんには思い当たるフシがある。退院後、食事制限のない長嶋さんは、好きな肉をたくさん食べた。
「肉を食べると胆汁がたくさん作り出されるそうです。父はすき焼きが好物で、週に何度も食べていました。」
好きなお肉をいっぱい食べて、胆汁があふれ出ちゃったのかも…」 大胆な仮説だが、担当医も「詰まっていた胆石がステントに当たって細かくなり、胆汁が一緒に押し流したのではないか」などと推察した。「麻酔して入れた物が、体内を移動したら痛いはず。でも、父は「痛くない」と。
「本当に(ステントを入れる)治療、したの?」とまで言う。父は見事に自分で自分の体を治しちゃった。内視鏡を入れて手術を始めようとした、その時です。
こんなうれしい“ドタキャン”はない。夏頃に予定していた残りの石の内視鏡除去手術もなくなりました。みんなで笑い、喜びました。
「メークミラクルだ~」って」 ただ、脳梗塞治療は続いており、血流を良くする薬を使っていることから、小さな傷でも治りは遅い。胃カメラなどの検査前に食事を控えれば、脱水の危険性も出る。入院中は検査でさえ苦痛だろうが、長嶋さんは「つらい」とは言わない。
声をひそめて「先生たちが頑張ってくれるから、俺も頑張るよ、三奈ちゃん」と伝えてきたそうだ。「04年に倒れてから、今なお闘病中なんです。今回、時間をかけて治療したことで退院が延びて、実は重大な病気なのではと心配された方もおられたと思います。
完全に治ったわけではなく、経過観察と定期的な検査を続け、筋力も徐々に戻さないと。今は一人でトレーニングしています。父は頑張っているので、温かく見守っていただければ。

 
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