第91回センバツ注目校/8止 大分 中高一貫、呼吸ピタリ

<第91回選抜高校野球>  「6年間で選手を育てる」という方針が実を結び、センバツ初出場を果たしたのが大分だ。
中高一体の強化に向け、高校の広瀬茂部長(42)が中学のスポーツコースの責任者に就任。他部の生徒を含めて授業でメンタルの整え方などを教えた。日本高校野球連盟の規定で、中高一貫校では認められる中高共通のコーチも配置。
広瀬部長は「他校の選手が高校1年から学ぶことを中学から学べている」と効果を指摘する。大分が初出場した14年夏の甲子園に、大分中硬式野球部1期生の1年生1人がベンチ入りし、その後は少しずつ大分の中心選手に大分中出身者が増えてきた。現在の2年生たちは大分中時代に全国大会に出場した選手が多く、実力があった。
中学時代から一緒にプレーしている分、互いに気心が知れている。大分中出身の捕手の江川侑斗(2年)は「自分がサインを出さなくても、アイコンタクトでできる」と利点を強調する。小学5年からバッテリーを組むエース右腕の長尾凌我(同)やレギュラー内野手4人とは同じ中学。
バントシフトなどの複雑なサインプレーも、あうんの呼吸で対応できる。甲子園はいずれも初戦敗退だったが、悲願の初勝利をつかむ準備は整いつつある。
【生野貴紀】=おわり。

 
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