阪神福留元気弾「若い選手に負けん」減量でキレ増す

<オープン戦:中日4-2阪神>◇24日◇沖縄・北谷 さすが千両役者だ。
今季のファーストスイングで先制の1号ソロ。鳥谷敬内野手(37)も3回に右中間を破る適時二塁打を放ち、ベテランが元気な姿を見せた。  ◇   ◇   ◇41歳福留が今季初スイングで見事なアーチを描いた。
1回2死走者なしの場面。中日柳のボール球を3球連続で見切ると、4球目の真ん中に入った直球を強振。「うまく当たってくれた」。
打球は低い弾道のままセンター方向に一直線。どよめきに包まれて、バックスクリーンに飛び込んだ。試合開始3分の衝撃弾。
古巣中日のキャンプ地は、ドッと沸いた。一撃必殺の勝負強さは、今年も健在だ。福留は「結果がどうのこうのでなく、逆に言えば、その前のボールをしっかり見ることが出来た」と冷静に自己分析した。
ボール球を見極め、集中力を研ぎ澄ます。そして一撃で仕留める-。矢野監督も「ねえ…、見事やねえ。」
「ポンポンってアウトになって、3ボールから。しかもバックスクリーンに一発で仕留めて、あそこに打てるというのは…」と感嘆の声を上げた。少し頬のこけた顔つきが決意の表れだ。
けが防止と体のキレを出すために、キャンプイン前から例年よりも体重を4キロ減量した。若手がフリー打撃を始めれば、必ず内野、外野の守備に就き、意識的に足を動かす。宜野座球場に居残った23日も室内で黙々とボールを打った。
年を重ねても練習量を落とすことはない。プロ野球を知り尽くした勝負師は「お客さんが入った中で、まだまだ元気ですよ。若い選手に負けませんっていうのを見せられたかなと思います」と余裕たっぷりにコメント。
そして「まずはケガしないということが大事。ゲーム感、投手との駆け引き。まだまだやることはたくさんある」と続けた。
若手に負ける気はしない。今年4月に42歳になるセ・リーグ野手最年長は、目をぎらつかせてプロ21年目のシーズンに向かう。

 
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