球数制限議論「今だからこそ」 新潟県高野連会長に単独インタビュー

新潟県高野連が、故障予防や選手の出場機会増などを目的として春の県大会限定での導入を表明した投手の球数制限に対し、日本高野連が再考を要請している問題で、県高野連の富樫信浩会長(58)が27日に産経新聞のインタビューに応じた。
主な一問一答は次の通り。■球数制限の導入決定の経緯を伺いたい 県高野連独自でなく、われわれは前々から生徒の体を守っていこうというスタンスから、リトルやシニアなどとも一緒にそういう取り組みをしようという話がありました。ほとんどの生徒は高校で(野球を)やめてしまうんですが、肩を壊したりして、それよりも前の小中学校で断念している生徒もいたわけです。
そこで、まずは(関係者たちが)同じ方向を向いて生徒のことを考えましょうということで、県では平成23年に「新潟県青少年野球団体協技会」を立ち、同じ方向を向いて生徒のことを考えましょうということで、県では平成23年に「新潟県青少年野球団体協技会」を立ち、同じ方向を向いて生徒のことを考えましょうということで、県では平成23年に「新潟県青少年野球団体協技会」を立ち上げました。
ですから、日本高野連に(導入を)言う、言わないの次元ではないと私は思っています。われわれ地方が主催している大会なわけなので、球数制限は地方での取り組みという風に考えており、簡単に言えば規則化しなくてできるものと考えています。
■日本高野連の立場は分からなくはない。
ただ、生徒の健康に対するわれわれと日本高野連に対し勝利至上主義との声もある 私は日本高野連の立場も理解はしていますが、それでも、これからはそうした問題を考えていくのが大人の責務。今あるものから、脱却をすることに勇気を持ってもらいたいと思います。
だからこそ、一地方の取り組みを十分に活用してほしいですね。■賛成論や慎重論について --スポーツ庁の鈴木大地長官をはじめ、プロ選手などからも球数制限の議論を歓迎する意向が示されている ありがたいことだと思います。今度は有識者会議という形で立ち上げて議論をすることになりますが、(県高野連の判断が)そのための第一歩になったと思います。
--一方で、導入すると投手が複数いる強豪校が有利になるという慎重論も 確かに懸念としてそうした部分はある。やはり高校野球の文化では、一人で投げて勝つというのが美しい。でも、それで本当にいいんですかと。
チャンピオンスポーツでは、そうしたことに今まで目が向けられてこなかった。だからそうしたことにわれわれが目を向けていかないと、100年後には(少年野球の土台が)倒れる危険性をはらんでいる。球数制限はその打開策の一つです。
複数投手制は大いに結構だと思います。指導者が「この子がすごい」と思っていたけど、「こいつもすごいなと見つけられることも出てくる。人数が少ないからこそ、そうした機会も与えられるわけです。
--慎重論には「選手に思い切り投げさせてあげたい」などの声も それは感情論ですね。確かに「思いっきり選手にやらしてあげたい」というのは分かる。でも、逆に大人の責務として選手を制御させることも必要です。
今は球数制限という一つの現象で捉えられているが、勝利至上主義のような声に対しても、大人として「止めなさい」と勇気を出して言える社会にしていかないといけない。これはスポーツ全体、チャンピオンスポーツのあり方を問い直す問題でもあると思います。■今後の対応や見通しについて --日本高野連の気持ちの表れでもあると思います。
それだけ「しっかり議論をして、結論を早めに出しましょう」という決意を事務局も持っているのかなと。思い切ったことを言ったなと感じました。--日本高野連は有識者会議に「県高野連も参加してほしい」としている まだそこまでは、県高野連の中でも議論できていない。
ただ、機関で決定することなので、どういう意見が出るか分からないので未定です。ただ、機関決定をしていることなので、しっかりと内部的な手順を踏まないといけない。
会議だけでなく書面という方法もあるが、とりあえず付託を得た形で3月末までに回答したい。--改めて球数制限を今導入することの意義 球数制限だけを取り上げがちですが、われわれはそれだけをみているわけではなく、今のタイブレーク制にも問題を投げかけています。
当然、リスクは考えなくてはいけないものだが、そればかりを言っていると何もできなくなる。昔から変わらずに続いていることが、全て悪いというわけではない。ただ、「変えてはいけないものがあるように、「変わらなくてはいけないこともあります。」
色々なことを考えたり、議論するのは、今だからこそできるのではないかと思います。

 
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