【侍ジャパン】稲葉監督の危機管理で東京五輪の収穫見えた 筒香→吉田正、秋山→上林

◆ENEOS 侍ジャパンシリーズ2019 メキシコ4―2日本(9日・京セラドーム大阪)  侍ジャパンの稲葉篤紀監督(46)が、敗戦の中で20年東京五輪への収穫を得た。
19年初戦を逆転負けで落とした稲葉監督は「なかなか(中盤以降)点が取れなかった。打線がつながらなかったのは、打順の組み方が良くなかったと反省しています」と責任を負った。強化試合とはいえ、「勝つことが第一という指揮官は結果を重く受け止めた。
ただ、今大会の目的を考えれば、収穫十分の1試合でもあった。メキシコとの2試合を「まだ見ていない力のある選手を試す最後のチャンス」と捉え、選手を招集した。大きなテーマは最大目標の20年東京五輪に向け、不測の事態に備えて新たな選択肢を増やすこと。
主力の故障だけでなく、筒香(DeNA)、秋山(西武)らの主力には今オフ、メジャー移籍の可能性がある。危機管理の側面もある選手選考、起用法によって、戦力は厚みを増した。〈1〉新たな左の大砲 5番出場の吉田正は「動く球を意識して、詰まっても外野の前に落とす意識で中堅方向を心掛けた」と、初回の中前適時打など2安打1打点。
筒香に次ぐ左のスラッガーがトップチーム初戦から国際試合に適応した。〈2〉新1番をテスト 昨秋の日米野球では秋山が務めたトップバッターに、初めて上林が入った。「球が動くと言われるが、打撃はタイミングが一番大切と、対外国人投手を心得た打撃で3安打を放った。」
〈3〉左腕不足に光明 左投手が手薄な中、復調した今永を初戦先発に起用。2回1安打無失点、4奪三振と完璧に近い内容だった。試合後、指揮官は「外野はたくさんいい選手がいる中、上林選手も吉田正選手もいい活躍をしてくれた。」
今永投手の素晴らしい部分をたくさん見られたことも良かったと思いますと手応えを隠さなかった。敗れはしたが、五輪まで1年半を切る中、稲葉監督の選択肢を確実に増やす一日になった。

 
ref
 

コメントは受け付けていません。