元祖レーザービーム!イチロー、20日開幕戦スタメン“射止めた”

どよめきと歓声。驚きとあっぱれ。多くの感情が交錯した。
イチローが、衰え知らずの強肩で魅了した。三回無死二塁。田中俊の右飛を捕球すると、助走をつけて三塁へノーバウンドのストライク返球。
代名詞のレーザービームでゲレーロを二塁にとどまらせ、タッチアップを防いだ。「ツーバン!? 一体、何を言っているんだ!?」 やや語気の強い言葉をイチローが発した。試合後。
送球を受けた三塁手・ヒーリーはロッカーが隣だ。取材陣にその瞬間のことを聞かれ「状態がよければノーバンで来るだろうし、疲れていたら、ワンバウンド、ツーバウンドで投げてくるかもしれない」というと、間髪入れずイチローが反論。ヒーリーが「いい球が来るのは分かっていた。
グッジョブというべきだったか?」と聞き返すと、2人で爆笑した。2001年のメジャーデビューから10年連続でゴールドグラブ賞を獲得した守備力で観衆の注目を独り占め。「フォーシームで握れていない。
「グリップがちゃんとできていればね。もっと(指に)かかった球がいくんだけどね」。握り替えが完璧でなくとも、進塁は阻止。
言葉に自信とプライドをにじませた。打撃は第1打席で坂本工の143キロの直球に一ゴロなど、3打数無安打。24打席連続無安打となり、開幕前の実戦を打率・065(31打数2安打)で終えた。
それでもサービス監督は「安打は出なかったけど、非常にいい守備があってよかった。オークランド(アスレチックス)との開幕戦で、イチローはスタメンで使うつもり」と明言。ア軍先発は右腕のファイヤーズということもあり、「9番・右翼での起用が見込まれる。
「すごい(球場の)空気がよくて、ヒット1本打ちたかったけど、それは残念でしたね。(開幕へ気持ちは)勝手に高まるから」 結果は伴わなかった開幕前。だが、母国の応援が勇気づけてくれる。
背番号51は、東京でメジャー19年目の開幕を迎える。

 
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