県勢100勝に王手 強豪軸に裾野広く 智弁和歌山と市和歌山、活躍に期待 /和歌山

<センバツ2019>  センバツ100勝まであと1勝--。
大台への期待がかかる今大会、智弁和歌山と市和歌山の活躍に注目が集まる。【砂押健太】 「当時は、バッテリーコーチなどポジションごとの専属の指導者はいなかった。OBが毎日のように練習を見に来て、高い技術を教えてくれた 桐蔭2期生で、同校野球部監督も務めた松嶋正治さん(87)=和歌山市松江北=は現役時代を振り返る。」
和歌山中では戦前、心身を鍛えるため野球が盛んになり、海草中(現向陽)は第10回にそれぞれ初出場、その後も常連校として名を連ね、野球王国としての道筋を付けた。
松嶋さんは「冬でも雪が降らないため年間を通して練習できた」と説明、温暖な気候にも恵まれたことも奏功したとみる。戦後は、1970年代に尾藤公監督率いる箕島が公立校唯一の春夏連覇(79年)を含めセンバツで3回を数える。
豊富な練習量で徹底的に選手を鍛え上げるのが両監督のスタイルだった。箕島OBで、尾藤監督引退後に後任を務めた松下博紀さん(55)=現・箕島教頭=は「特段変わった練習はなく、ノックなどの基本メニューが多かった。部員にはミカン農家や漁師の子供が多く、幼い頃から農作業や漁を手伝い体も強かった」と話す。
さらに尾藤監督は「スマイル」、高嶋監督は「仁王立ち」に代表される独特のキャラクターでグラウンド上の選手たちを鼓舞し、ファンも魅了した。両チーム含めて県内19校がセンバツに出場した。両チームのセンバツ勝ち星は、智弁和歌山がトップの25勝、箕島は24勝に上る。
都道府県別の勝ち星につながっていると言えそうだ。……………………………………………………………………………………………………… ◇センバツ勝利数5傑(1)智弁和歌山 25(2)兵庫168(3)愛知166(4)東京125--に次ぐ5位で、100勝を達成すれば地方としては初となる。古豪や強豪にとどまらない裾野の広さも、99の勝ち星につながっていると言えそうだ。……………………………………………………………………………………………………… ◇センバツ勝利数も含む。

 
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