確実にイチローらしさ、価値ある2打席/佐々木主浩

<アスレチックス7-9マリナーズ>◇20日◇東京ドーム 盟友がみたイチローの今とは? マリナーズで守護神として活躍した佐々木主浩氏(51=日刊スポーツ評論家)は、この日の2打席に復調の気配を感じ取った。
巨人とのプレシーズンゲームでは、打てそうなストライクを見逃すシーンが多かったからだ。2ストライクまで簡単に追い込まれ、凡打する姿がよく見られた。だから開幕戦では早いカウントのストライクに手を出せるかどうかが、活躍のカギになると思っていた。
この日の第1打席。1ボールからのファーストストライクを打ちにいけた。内角の厳しい球だったから二飛に終わったが、ストライクを振りにいけたことが収穫だ。
第2打席もなんとか粘っての四球。相手投手の球がばらけていたし、打てる球は少なかった。そんな中でファウルを繰り返しながらの四球だから悪くない。
もちろんイチローのことだ。オープン戦では試合勘を戻すために、わざと球を見ていたのかもしれない。だが、もともとは自分の中でのストライクゾーンが大きく、積極的に最初からどんどん振っていくタイプ。
「らしさ」が出てきたのはいい傾向だ。残念なのは2打席で交代してしまったこと。そこまでの内容を考えれば、もう少し長くプレーする姿を見たかった。
私がマリナーズにいた頃から目立ちたがりで、大舞台にはめっぽう強い男だった。あのまま3、4打席立っていれば今季初ヒットを打てたと思う。それにしてもマリナーズは救援陣が頼りない。
いくら点を取っても、逃げ切れるという安心感がない。2戦目は菊池雄星が先発する。できるだけ長い回を投げないと、ベンチに下がってからも安心して試合を見られないんじゃないだろうか。

 
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