イチロー 野球愛、貫いた 球場反応に声震わせ

希代のヒットメーカーが、ついにユニホームを脱いだ。
感極まった表情で仲間たちとハグしていくと、最後は同じくマリナーズのレジェンドであるケン・グリフィー氏と抱き合った。そして、試合終了後、観客は総立ちでイチローコールを続けた。観客の1人が音頭を取り、スタンドでウエーブが始まる。
すると、イチローがマリナーズのダグアウトから姿を現した。左翼、中堅、右翼へと観客に手を上げながら回り、ホームに戻ってくると、両手を振り、最後は走ってダグアウトの中へと消えていった。
イチローは記者会見にユニホーム姿で現れた。試合後のファンの反応について「あんなことが起こるとはとても想像できなかった。いろいろな記録に立ち向かってきたが、今日のようなことを体験すると小さく見えてしまう」と、感動に声を震わせた。
日本での開幕カード2試合で5打数無安打に終わった。「1本打ちたかった。僕にも感情はあるんですよ。」
そうしないですけど、死んでもいいというのはこういう気持ちかなと思ったと悔しがった。常々、50歳まで現役を続けることを公言してきたが、かなわなかった。「(50歳まで現役と)本当に思っていた。」
有言不実行の男になってしまったけど、その表現をしてこなかったらここまでできなかったと話した。引退後のプランについて問われると「監督は無理。人望がない」と断言した。
ただ、「小学生か、大学生かわからないけれど、そこには興味があると若い世代の指導には関心を示した。野球を愛し、野球に愛され、ファンを愛し、野球に愛された男がグラウンドを去った。」

 
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