イチロー引退会見「米追いかける必要はない」一問一答(その6)

米大リーグ通算3089安打のマリナーズのイチロー外野手(45)=本名・鈴木一朗=が21日、現役引退を発表した。
短い時間だったが、すごくいい子。いろいろな選手を見てきたが、左投手の先発は変わっている子が多い。天才肌が多い。
米国でも多い。こんなにいい子がいるのかなという感じ。今日まで。
キャンプ地から日本に飛行機で移動してきた。チームはドレスコードがあって、黒のセットアップでOK。長旅なので、できるだけ楽な態度でしたが、雄星に「俺たちどうする?」とアリゾナをたつときはいいが、日本に着いたときにさすがにジャージーはダメだろうと2人で話していた。
「そうですよね。イチローさんはどうするんですか」「中はTシャツだけど、セットアップで一応ジャケット着るようにする」と伝えたら、「僕もそうしますと言うわけです。キャンプ地をたつバスに、みんな黒のジャージーのセットアップで乗り込んできた。
雄星と席が近かったので、「日本に着いたとき、あいつまさかの黒のジャージーでしたからね。」
こいつは大物だなとぶったまげました。本人にはその真相についてまだ聞いていないが、やはり左投手は変わったやつが多いなと思った。スケール感は出ていたので、頑張ってほしい。
翔平(大谷)はちゃんとケガを治して。スケールも物理的に大きいし、米国の選手にサイズ的にも全く劣らない。あのサイズで、あの機敏な動きができる選手はいない。
世界一の選手にならないといけない。ーー野球の魅力はどんなところか。そして、野球をどう楽しんだらいいか。
団体競技だが、個人競技であるところ。これが野球の面白いところ。チームが勝てば、それでいいかというとそうではない。
チームとしても結果を残さないと生きていくことができない。本来はチームとして勝っていれば、チームとしてのクオリティーは高いのだから、それでいいという考え方もできるが、決してそうではない。その厳しさが魅力であることは間違いない。
あとは、同じ瞬間がないこと。必ずどの瞬間も違うということ。これは飽きがこない。
(どう楽しんだらいいかについて)2001年に僕が米国に来てから、19年現在の野球は全く違ったものになった。頭を使わなくてもできてしまう野球になりつつある。選手や現場にいる人はみんな感じていること。
これがどうやって変化していくのか。次の5年、10年。しばらくはこの流れは止まらないと思うが、本来、野球は……。
これは言うと問題になりそうだな……。野球は頭を使わないとできない競技、本来は。そうでなくなっているのがどうも気持ち悪くて。
ベースボール、野球の発祥は米国だから、その野球がそうなってきていることに危機感を持っている人はけっこういると思う。日本の野球が米国の野球が米国の野球に追従する必要は全くなくて。
米国のこの流れは止まらないので、せめて日本の野球は決して変わってはいけないこと、大切にしなくてはいけないものを大切にしてほしい。

 
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